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ニューカレドニア AQUA
ニューカレドニア 水中ウエディングの旅
今回世界で初めての水中ウエディングをしたということで、せっかくの想い出を覚えているうちに記しておこうと思い、PCに向かいました。記憶が定かでない部分や勘違い、記述の誤りなどもあると思いますがご了承くださいませ。
少しでも楽しく読んでいただければ幸いです。ばぶきち
8/14(水)5日目
いよいよイル・デ・パンともお別れ。いろいろなことをしたような、それでいてけっこうゆったり部屋で寛ぐ時間もありかなり満喫した気分で島を後にすることとなった。さあ、今日はいよいよ結婚式の打ち合わせだ。
ところが空港になかなか飛行機がやってこない。大きな音が聞こえたと思ったら、なんと軍用機だ。アーミールックの軍人さんたちがぞろぞろと降りてくる。(もしやこの飛行機で我々はヌメアへ・・・?)なんてありえない妄想を抱きながらしばらくしてようやくエア・カランが到着。手荷物を持ったまま数人で大きなスケールに乗せられ重さを量る。小さな飛行機は重量制限が厳しいんだろうなと考えながら、行きには量らなかったことを思い出し苦笑。
名残惜しいイルデパンの美しい珊瑚礁をしっかり目に焼き付けながら、機内誌をぱらぱらとめくってみた。何ページがある日本語の記事を読むと、ヌメアの水族館と三重の鳥羽水族館が姉妹館提携という記述を発見してびっくり。宮城県松島町とイル・デ・パンが姉妹提携、同じく宮城県利府町とリフー、山形県鶴岡市とラ・フォア市が姉妹提携しており、東京都立川市とヌメア市は活発に文化・スポーツ交流を行っていることを観光局のHPで知り、驚いていたのだが私が知らなかっただけで日本とニューカレドニアはいろいろなところで繋がっているんだなぁと、なんだかちょっと感動しながら1時間のフライトを楽しんだのである。
ヌメアに戻った我々の部屋はオーシャンビューの550号室。初日にルームサービス&寝るだけだったのも同じカテゴリーの部屋だったが本日チェックインした部屋の方が断然見晴らしがよく、ここであと3日過ごせるのか、と思うと自然に顔が緩む。
昨日に引き続き快晴。アンスバタビーチ沿いの道を歩いてお目当てのベトナム系メニューが充実しているカフェ、「バンビーノ」へ。安くて美味しいという評判通りのお店で2人とも大満足。彼はフォーを、私はニューカレドニアで一度は食べなければと切望していたクロックマダムを注文する。クロックムッシュは聞いたことがあったがこれに卵をプラスしたらクロックマダムになるらしい。これこそ私好みのブツであり、しかもバンビーノでいただいたものは非常に香ばしくて美味だった。オープンエアの店内からは深い青の海が見える。イル・デ・パンから帰った後は町の海なんか目じゃないわ、と内心見くびっていたのであるがさんさんと降る太陽に照らされた海のなんと美しいことか。離島には全然かなわないよ、なんて実物も見ずに勝手な憶測をしていた自分が恥ずかしくなってしまったけれど嬉しい誤算にトクをした気分。
「BLUE WHITE MAIAGE」はセンター・コマーシャル・ベイ・デ・シトロン(シトロン湾ショッピングセンター)の2階にあった。ホテルまで迎えの車がきて、そこから10分ほどで到着した。運転をしてくれたのはオーナーのジョエル江副さん。上品な女性だ。お店で待機してくれたのは今回メールのやり取りをしながらいろいろお世話になったみわこさん。とてもキュートな方だった。「昨日カプセルの中、お掃除しに行きましたよ」とにっこりしながらお話してくれた。
今日はざっと式の流れをおさらいして、デモウエディングをしたときの写真をPCで何枚か見せていただく。そしてメインは衣装合わせだ。お店には真っ白なウエディングドレスがたくさん陳列してあり、私は一冊のアルバムを手渡された。「この中から好きなドレスを選んでみて下さい。でも水中に持っていくからあまり飾りの付いたものは。。。」ということだった。素敵なドレスがたくさん並んでいたが、やはりここはデモウエディングで見たシンプルなドレスが目に焼き付いていたこともありオーソドックスなシンプルドレスを二着試着。そのうちの一着に即決定した。彼はというと予想通り選ぶ余地はなくちょっと寂しそうだったが、ちょうど自分の着たかった型の衣装が水中ウエディング用だということがわかると、にこにこしていた。
ちなみにアクセサリーは別途費用がかかる、とのこと。全く考えていなかった私は、ディナー用にと持参していた友人お手製の何連にも束ねられた青いビーズのネックレスをつけて式を挙げることに決めた。なかなかエレガントでいい感じ。
日本からオプションでお願いしていたビデオ撮影だったが、実は我々の出発時点ではまだビデオカメラマンがみつからない、という状態だった。一人目は他のスケジュールが入っており、二人目の予定は空いていたのだがなんと健康診断で引っかかったらしい。日本でこのメールを読んだ時はがっくりきながらも、当人には申し訳ないが思わず笑ってしまった。そういうこともあるのか、と妙に感心しながら海の中でビデオ撮影ができる人がそれほどいないのだなぁ、と改めて思う。三人目の状況はどうなっているのかとどきどきしつつ恐る恐るカメラマンの件を聞いてみた。そしてこの時点でもまだ三人目とは連絡が取れない状態だったので、我々は「直前でもいいので都合がつく方がいらっしゃったらぜひ」とお願いをして、こちらも運を天に任せることにした。
天候の方は、ここ数日前は風がかなりきつかったが、昨日、今日とピーカン状態。最近のニューカレドニアはどうなるか予測がつかないようだったが、とにかく天気ではなく問題なのは「風」。波が立ってしまうとボートを出してもらえない。ジョエルさんもみわこさんも、そしてもちろん我々も明日の天気に思いを馳せながら、約1時間の打合せを終了した。
その後、いろいろな情報をいただいたアクアさんのショップへ顔を出し、パーカーを購入する。合言葉はだれでもわかるAコースの石鹸をげっと。(それでも度忘れしかけたどんくさい私。)我々がニューカレに旅立った後もBBSが盛り上がっていたことを聞き、びっくり。ともかく、みなさまに報告できるようにとここまできたら神頼み(笑)
その日の夜は上記のシトロン湾ショッピングセンターにある地ビール屋「LES 3 BRASSEURS」へ。4種の地ビール飲み比べセットを頼む。モノによって冷たいのとそれほど冷えてないのがあって、やはり注ぎ方の問題かなぁ・・とちょっと残念に。食事はピザしかできないと言われ、さらにがっかりしながら(まあそれならばここはビールとピザでさくっと終えて、中華にでも行こう)と路線変更。普段からうじうじしないタチだが、食べ物のことになるとさらに決断が早い私だ。ニューカレ出発直前に発見したアクアさんのHPからプリントアウトしたメニュー表と照らし合わせてみると、唯一注文できるらしいLa Reblochonというピザがサヴォア風ピザで、具はオニオン、サヴォア産チーズ、じゃが芋、厚切りベーコンだと確認できたので、安心してオーダーした。これはなかなか美味しくビールによくあっており、気に入ったビールをもう一杯ずつおかわりしてしまった。
お店を出るとなにやら子供たちが遊んでいる姿が目に入る。遊具。。。らしいが、よくわからない。真ん中からまっすぐ上に伸びた柱があり高さ10メートルぐらいはありそうだ。そのてっぺんから四本の足が孤を描いて地面に延びている。遠くから見ると足の数の足りない巨大な蜘蛛の怪物のようにも見える。四本の足には赤いネオンがびっしり沿ってあり、暗い夜にはとてもキレイだ。その足の上方部からゴムのような紐が下に伸びており、その先には太いベルトか何かで固定された人がいる。足元にあるのはトランポリンだ。なるほど、どうやらトランポリンで弾みをつけては跳んだりはねたりして遊ぶものなんだな。時間も遅いのにその周辺にはたくさんの子供が楽しそうに遊んでいる。
そういえば町の所々に見かけたサーカス小屋のような小さなテント。昼間は何だろうと思っていたら、夜になると幕があげられて、中にはメリーゴーランが設置されていたっけ。普通の町の道路脇の空き地にこんな風に子供の遊具を置いてあるなんて、素敵だなぁ。ニューカレドニアには遊園地がないからこんな風にせざるを得ないんだろうか、、、あのびよよ〜んと伸びる遊具、やっぱ自主規制で体重制限があるよなぁ・・・などと考えながらちょっと羨ましげに横目で流しつつ、そこから少し北上したところにある「JADE PALACE」という広東&北京料理屋に行った。またしてもビールに海老料理や飲茶などを注文し、うまうまと満喫。ああ、結局こうして右肩上がりの体重にしているのは自分自身なんだけれど。